004 老魔導師・老賢者
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<老賢者>

「お待ちください、大神官様!」
青龍神殿から続く長い回廊。息を切らした若い神官が老人に追いつく。
「わたしはもう大神官ではない。ただの隠居の爺だ。」
「貴方はここを……この神殿を訪れる民をお見捨てになるつもりですか!」
若い神官の言葉に老人は足を止め、静かに応えた。
「確かにここには多くの民が救いと叡智を求めて訪れる。だが、この神殿には
多数の神官達がいる。彼らの知識はわたし一人の知識以上だ。民達を救うに
充分足りうる力だ。」
一旦言葉を切り、老人は庭に溢れる光に目を細めた。
「……わたしはね、まだ自分の“人生”に賭けてみたいのだよ。更なる叡智を求める
そのためにな。」

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